この「掛け声」というのは単なる気合ではないそうです。脳に直接働きかけ、本当にパワーアップできることが分かっているようです。

皆さんご存知の「ためしてガッテン」。ゴルフを趣味とする人と、跳び箱が跳べない子どもたちを対象に実験をし、見事に成果をあげました。

ゴルフは20ヤードも飛距離がアップし、跳び箱は4段が跳べなかった子どもたちが6段を跳べるまでになったんです。そして驚くべきことに、練習をしてやっとではなくて、声を出したら突然できるようになってしまったとのこと。魔法のような出来事ですが、そのメカニズムは・・・

人は色々なことを考えながら生きていて、特に何かにチャレンジする時にはいろんな雑念が邪魔をして脳に変なブレーキをかけています。失敗したらどうしよう、いつもどおりやろう・・・。

これらの雑念が脳にブレーキを踏ませてしまうようですが、このブレーキを解き放つのが「声」。この声が大脳の前頭前野という主に考え事をする部分の邪魔をし、余計な雑念が吹き飛ぶというわけです。