今回は衝撃的なタイトルから始まります。

屋上とかバルコニーに防水工事を施工すると、それまでと比べて水が溜まりだします。

これは不思議なことでも何でもなくて、ごく当たり前の話なんです。

1本の電話

先日、バルコニー防水を施工させていただいたI様の奥様から電話がありました。

『防水工事が終わったばかりのバルコニーに、雨が降った後、雨水が溜まるんです。水は流れないんですか?』

時々いただく質問です。

 

メカニズム

そうなんです。防水工事が終わったバルコニーに降った雨は実はこんな風になります。

これは床面の水に対する撥水性が高まり水の表面張力のために水滴がいくつも出来ている状態です。

これに対しこんな写真もあります。

左が先ほどの撥水性を表したもの。右はその逆の親水性を表したものです。

防水工事を施工する前はこの親水性の状態。

防水工事を施工した後は、左のような撥水性の状態。

屋上だとかバルコニーというのは勾配もあまりついていないため水は容易には流れてくれません。

従って雨が上ってもなかなか乾いてくれないという状態が続くことになります。

 

ではどうすればいいんでしょうか?

う~ん。拭き取るか掃き出すか・・・・ しか方法は無いかな?

 

仕方がありません。これは大自然の法則です。