弊社から歩いて3分のところにお住まいのY様。屋根・外壁の塗装工事が完了しました。なかなか傷みの激しい部分もあったので、少し特徴的なことをご紹介したいと思います。

屋根の高圧洗浄

築20年を越えているというお宅の屋根は苔もびっしり生えていて、それはそれは傷んでいました。

足場を組んだ後はまず高圧洗浄ですが、この苔を落としていくのがなかなか大変な作業。

今回は太陽光発電機が設置されているので屋根全体を洗う必要はありませんが、それでも全体の2/3ぐらいは洗う必要があるので大変です。このように汚れが落ちた所とそうでない所は目を見張るほどの違いがあります。

洗い終えるとこんな風になります。

屋根を洗う時には雨樋の中も一緒に洗います。雨樋が詰まっている場合には、これで詰まりも解消。

そうして外壁へと移行。

この高圧洗浄という作業が意外と重要。汚れをきっちりと落としていないと、どんなに高価な塗料を塗ったとしても、近い将来剥がれてきたりします。埃が溜まっている所にセロテープを貼ってもひっつかないのと同じ理屈ですね。安さを前面に出している事業者には、ここらへんを適当にしているところが多いようです。

洗浄が終われば下準備をした後にいよいよ塗装作業が始まるわけですが、塗装の細かな手順は次回以降に譲るとして、今日は弊社の特徴的なサービスを最後にご紹介します。

まず、塗装工事が終わり足場を解体した後に土間の洗浄をします。

何故かと言えば、足場が建っているときには土間は洗いにくいし、何と言っても足場が地面に接しているところは洗えないので、解体した後は洗えていないところが一目瞭然となるからです。

よって弊社では足場解体の後に土間を洗います。まぁ、土間を洗浄している事業者なんてまず居ないでしょうけど。

また、高圧洗浄の時の水の量はどうなっているかと言えば、たいていは蛇口全開で水を使っていると思います。何故かと言えば、足場の上で洗っている時にバケツの水が無くなったりしたら作業がストップするため、バケツが空にならないように水をどんどん出すわけです。すると水は溢れて溢れて、作業が終わるまで溢れ続けます。そしてその洗浄時間はと言えば3時間、4時間、5時間とかになるんですね。丁寧に洗えば。

その間、蛇口全開で水を出し続けた時の水道料金は、1~2ヵ月後の検針票に現われてきて、その多さにびっくりします。

そういったことを極力無くすために弊社ではこんな工夫をしています。

トイレのタンクの中にあるボールタップをバケツに持ってきて、バケツが満杯になると自動的に水が止まるようにしているためバケツから水が溢れるということがありません。

地球環境にも優しく、施主様の財布にも優しい、弊社の取り組みでした。(笑)